LE-590TX
USBバスパワーで動作可能、手軽に持ち運べるLAN解析ツール
小型・軽量でUSBバスパワーで動作できるので、ノートパソコンと共にバッグに入れて手軽に持ち運ぶことが可能です。
<接続イメージ>
■各部の説明
- 電源LED
- USB転送状態表示LED
- 動作モードLED
- ポートB状態表示LED
- ポートA状態表示LED
- 計測ポートBコネクタ
- 計測ポートAコネクタ
10/100MbpsのLANデータをUSB経由でキャプチャ
本体のA/Bポートにスルー接続されたLANケーブル内を流れる10/100BASE-TXの全二重データを分岐して取り込みUSB2.0ポートから出力するタップ(TAP)モード。USBで接続したパソコンにデータを取り込み、その内容を表示することができます。
<TAPモードの利用イメージ>
<付属ソフト LE590-TAP キャプチャ表示画面>
キャプチャしたデータは、Wiresharkなどのネットワーク解析ソフトで表示することができます。
■特定パケットのみを取得可能なフィルタ機能
全パケットを取り込むだけでなく、指定した条件で特定のパケットのみを取り込むことができます。フィルタ条件は、MACまたはIPアドレス指定、プロトコル(ARP/IP/ICMP/IGMP/TCP/UDP/ユーザー定義)とIPアドレスとポート指定、パケットサイズ指定などが可能です。
<フィルタ設定画面>
■トラフィック量は目視できます
トラフィックの状況を折れ線、円、棒グラフで視覚化することができます。
<チャート 折れ線グラフ表示>
<チャート 円グラフ表示>
最高100Mbpsのラインスピードでパケット出力
指定した転送レートでテストパケットを出力し、ネットワーク機器の通信処理能力や高トラフィックなネットワーク環境下での機器の挙動を評価するパケットジェネレータモード。本体のFPGAでパケットを生成し出力するため、パソコンの性能に左右されません。
<PGモードの利用イメージ>
<LE590-SG ストリームジェネレート設定画面>
<LE590-SG フレーム編集ダイアログ>
■テストパケットを自由に定義可能
2~7レイヤのフレームデータをA/Bポートそれぞれ64種類まで自由に定義し連続または回数指定で送信。VLANタグの指定、CRCなどのエラー付加にも対応しています。また、キャプチャしたデータを送信パケットとして簡単に利用することも可能です。
RFC 2544準拠テストツールが標準付属
RFC-2544(インターネットに関する技術仕様)準拠のユーティリティソフト LE590-2544 をご用意しました。
- スループット
- レーテンシー
- パケットロス
- バックツーバック(バッファ能力テスト)
4つのテストが簡単な操作で可能です。テスト結果をレポートとして出力することができます。
<LE590-2544 レイテンシーテスト画面>
USB接続のNICとしても使用可能
付属のユーティリティソフト LE590-NIC を使うと、LE-590TX をUSB接続で増設したネットワークインターフェースとして使用することもできます。また、本体ファームウェアの更新にもLE590-NICを使用します。